2009年11月19日木曜日

サムサッカー

THUMBSUCKER(2004)

やっぱり先入観というのはいけないなと反省の向き。
この映画、PRにだまされたのか、勝手にウェス・アンダーソンや
ジャレッド・ヘスのような感じとか、Weirdな人物のお話なのと思っていたら、
とっても王道というかシリアスなというか、真面目な思春期映画だった。
Weirdといえば、キアヌが地に近そうな役柄を演じていて、いちばんヘンなヒト。
あとはみんな不器用で真面目な人たちなのだった。

2009年11月18日水曜日

老人と海

THE OLD MAN AND THE SEA(1958)

原作が'52年に出版されて、ヘミングウェイ(そういえばたまに見かける
「ヘミングウェー」ってなんだか好かない。やっぱり「ヘミングウェイ」だ)の
ノーベル文学賞受賞が'54年なので、いまの「超話題作・映画化決定!」
みたいな ことだったのかもしれない。あくまで想像。
ほとんどが独り芝居とナレーションだが、案外すんなりと見られるのは、
老人=スペンサー・トレイシーの顔がいいからか。
シンプルな話なので、解釈だのなんだのはいくらでもできるんだろうが、
そういうものを寄せ付けないストレートな「強い男」像みたいなことへの
こだわりがムンムンとしている。

2009年11月17日火曜日

ツォツィ

TSOTSI (2005)

勝手な想像というのはいけないものだ。
この映画も、なんとなく近年の流行から
アフリカ版「シティ・オブ・ゴッド」みたいなことなのかと、
勝手に思っていたわけだが、そうではなく、もっとベタな作品だった。
「赤ちゃん泥棒」「スリーメン&ベイビー」の先例にあるように、
赤ん坊と関係のない男を絡ませれば、どうしたってコメディになってしまう。
そこに不良少年の成長がからむ、とってもわかりやすい物語。
シリアスになりすぎることもなく、かといってあざとく泣かせようというわけでもなく、
どこか、かわいらしさがあって嫌いではないお話。

ファム・ファタール

FEMME FATALE(2002)
デ・パルマだ。
それも、脚本&監督作だから、まるまるデ・パルマだ。
いつもの自由なカメラワークと、ほとんどお遊びとも思えるような映像表現は、
ハッキリいって新しいわけでもない。ストーリーも斬新というわけではない。
とても'00年代の映画とは思えないような映像なのだ。
それでも見てしまうのは、やはり「デ・パルマだから」と言ってしまうと簡単すぎるか。
この古くさいくらいのテイストがなんとも心地よいのは、
'80年代映画で育った者だけの気持ちよさなのかもしれないのだが。

ひっそりと。

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